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音楽レビュー等

Thom YorkeとMark Prichardの共作、"Beautiful People"を聞け

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Thom YorkがMark Prichardの4枚目のアルバム【Under the sun】にてトラックを作成した明かした、その名も"Beautiful People"

彼らの共作はこれが初めてである、しかし、PrichardはRadioheadの"Bloom"をリミックスしたことがある。

「Beautiful Peopleは個人の喪失、絶望そして混沌についての曲であるが究極的なメッセージは愛であり、希望である」とPrichardはこの曲について語る。

「トムのこのコラボレーションへの意欲は素晴らしく、とても良いものが作れたと感じている、私は決して忘れないよ、このような素晴らしい才能と共に仕事を出来たことを」とも語っている。

【Under the sun】は5月13日Warpよりリリースされる。

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今日は何の日、MadlibとMF DOOMがMadvillainyを出した日

2004年の3月23日、ラッパーのMF DOOMとプロデューサーのMadlibによるヒップホップデュオ、Madvillainがデビューコラボレーションアルバム【Madvillainy】をリリースした。

このデュオは当時のヒップホップシーンでは類を見ない革新的なデュオだった。Madvillianはこのアルバムでエキセントリックな反商業主義のヒップホップの礎を築いた。そしてこのアルバムはヒップホップのメインストリームをののしっているものでもある。

こういう理由からこのMadvillainyは2000年代の偉大なアルバムに選ばれている。

 

1999年、ロサンゼルスを中心に活動していたプロデューサー、MadlibMF DOOMの1stフルアルバム、Operation: Doomsdayを聞き、このロングランドの仮面をかぶったMCに深く感動を覚えた。

そして2002年、二人はロサンゼルスのストーンスローレコードにて会うこととなる、ここからが歴史の始まりである。

Madlibは古典的で抽象的かつ素晴らしいサンプリングでMF DOOMの自由なフローにふさわしいトラックを提供した。

このMadvillainyは告知をほとんど打たなかったにもかかわらずビルボード200で179位を獲得した。このことが広く一般的にヒップホップファンに知れ渡り、喝采を浴びた、しかしその分批判も呼んだ。

2010年、 Rhapsody誌はこの10年間のヒップホップアルバムの中でこのアルバムを一番と評価している。

またピッチフォークの2000年~2004年のベストアルバムランキングにおいて13位にランクインしている。

おそらくヒップホップファンはこのアルバムを実験的なアルバムの象徴として認識しているだろう。

 

 

Madvillainy

Madvillainy

 

 

 

Stone roses 3rdアルバムの作成へ!!

英紙「Guardian」がstone rosesの3rdアルバム作成を明かした。

ミラー紙の情報提供者によると「イアン・ブラウンとそのバンドメイトたちはアルバム作成で忙しい日々を送っている、3枚目のアルバム作成のね、ここまで来るのに長い時間があったが彼らは今その時だと確信している、スタジオに入って誰もがワクワクするアルバムを作っているよ」

この情報提供者はこう締めくくっている「2012年にリユニオンした時はそこまで確実性は無かったが、今、彼らは新しいアルバムを作るときだと考えている」

なお、バンドのスポークスマンはこの記事に対して何も声明を出してはいない。

ベーシストのマニは2年前にこのバンドがアルバムを出すとしたら2015年だと発言している、またドラムのジョンスクアイアはこのバンドのアルバムはあと5年は出ないと発言をしている。

 

ストーンローゼス遂に3rdですか、クーラシェイカーが出しましたし、スウェードも出しているし遂にと言ったところ、しかし、このガーディアンの記事は割と眉唾でサンの記事を参照している辺り本当に作成を開始しているのかは怪しい所です。

というか情報提供者って誰だよ、そしてバンドのスポークスマンも反応をしていないというのがとても怪しい...

まぁ、続報をマテ!!

DMA'S 【Hills End】ブリットポップのフォロワーが遂に。

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海外メディアでは散々、リアムの真似しすぎ、お前らはリアムにはなれない、オアシス劣化版とか叫ばれてますが私は好きですよ、DMA'S

オアシスからの多大なる影響を受けているオーストラリアの3人組バンドDMA'Sがこの度デビューアルバム「Hills End」をリリースしました。

とにかくオアシスそっくりなこのアルバム、オアシスのオリジナル5枚+Beady eyeの要素もある、ここまでするの凄いですよ、逆に。

それが本国では前述のお前らはリアムなのかというコメントにつながってくるんですが。

ピッチフォーク、ガーディアン、NME、BBCと軒並み低評価なんですよね。

私はこれは賞賛すべきことなんじゃないかと思う訳ですよ、このリアムフォロワーすぎる感、私はそこまでフォローしてるとも思わないですし、彼らの楽曲の中でも良いなって思う楽曲はあります、でもね、オアシスのフォロワーが出てきたことが驚くべきことなんですよ、オアシスはビートルズをフォローしてあの楽曲たちを作った、そして今度はそのオアシスをフォローしてDMA'Sってバンドが出てきた、しかも遠く離れたオーストラリアでね。時代は移り変わってくもんじゃないですか、それを酷評する英国音楽誌...

風貌はね、完全にビースティのあれなんですよね、ただ本当にオアシスの影響をモロに受けた3ピース。


DMA's LIVE: Lay Down

歌い方なんてリアムそっくりでしょ。

これアコースティックバージョンだけど。


DMA'S - Too Soon

とにかくブリットポップ期のフォロワーが出てきたのは新しい。

時代が変わる気がしているよ、ぜひ来日を。

 

Hills End

Hills End

 

 

 

SERATONES デビューアルバム Get Goneをリリース

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ルイジアナの4ピースバンド「SERATONES」が5月6日にFat Posssumからデビューアルバム、「Get Gone」をリリースする。

日本ではまだ無名のA・Jハインス引き入りうこのバンド、今年のSXSWにも出演する予定と海の向こうでは結構名をとどろかしている。

アラバマシェイクスのような紅一点A・Jハインスが歌う、ソウルフルな楽曲の数々。

soundcloud.com

 

とりあえず、上記の「Chandelier」を聞いて欲しい。

アラバマシェイクスと似通ってるけどアラバマの方はどちらかというとダークな印象を受ける、しかしこのSERATONESはとにかくアッパー、明るい雰囲気。

最初、A・Jハインスとベースのアダムディビスがバンドを組んだんだけど彼ら最初はパンクのバンドを観に行ってそこで出会ったんだって、パンク好きが歌う、こういうジャンルの楽曲結構面白いバンドになるかもね。

 

 

Necromancer/Take It Easy [7 inch Analog]

Necromancer/Take It Easy [7 inch Analog]

 

 

Summer Sonic第二弾アーティスト決定!!

さぁさぁさぁ、サマソニ第二弾アーティストが公開されましたよ。

www.summersonic.com

まず、目を引くのは「Nothing but the Thieves」

2年連続来ましたね、昨年は見れなかったので今年こそ絶対に見たい、というより注目度高すぎて入場規制かかりそう、ぇ、そんな風に思ってるの私だけ!?


Nothing but thieves - Excuse me

このミューズ2世とも呼べる、奇跡の歌声を引っ提げて来日ですよ、ほんと楽しみ。

 

そして、今年新譜を発表した「Panic at the disco」

その新譜の邦訳が「ある独身男性の死」というなんともなタイトルで話題沸騰、ぇ、私だけ!?

このEDMともバンドサウンドとも取れる楽曲必聴ですよ。


Panic! At the Disco Performs 'Victorious'

あと彼はやっぱり歌声だよね、素晴らしい、マルーン5のウラを行くような感じ、系統似てるって言ったら怒られるな、でもそんな感じ。

 

そしてそして、うわぁ、これ持ってきますかーってのが「James Bay」

いや、これは素晴らしい選出ですよ、まさかサマソニに来るとはね。

そして地味に「POP ETC」も嬉しい。


POP ETC - Everything Is Gone

 

毎年やってるビルボードとのコラボも誰が来るのか今からわくわくが止まらない。

 

KULA SHAKER【K2.0】これがクーラシェイカーか、25年にして初の衝撃。

クーラシェイカー、名前だけは聞いたことあったし、聞こうとも思っていた、しかし、どこか近寄りがたい存在のバンドだった。

知っているのはバスの上でバンドメンバーが演奏しているMVの曲のみ、あれはロンドンバスの上だっただろうか、それすらもカラオケで先輩が歌っていたのを見ただけ、私の人生とクーラシェイカーはまだ交わることがなかったのだ。

しかし、このスウェードから続く再結成の波に乗ってクーラシェイカーが6年ぶりの新譜を出すらしい、聞かず嫌いだったがこの機会にと聞いてみた。

あーあ、損してたな、25年間。

このクーラシェイカーというバンドを聞かずに生きてきたことを真剣に後悔している。

なんだこの異文化の衝突は。

ある意味ミクスチャーである、これはミクスチャ―ロックといっても過言では無い。

では何がミックスされているのか、それはもう、クーラシェイカー古くからのファンには怒られてしまうが、これはインドとのミックスなのである。

ここがクーラシェイカーをクーラシェイカーたらしめているポイントだと思う。

ビートルズ中期のサイケな感じに影響を受けているとかいろいろ言われているが、ここまで音楽のジャンルが多様化されている時代に、フォロワーと言われているバンドが出て来ていない辺りも彼らのオリジナル性、唯一無二な存在を際立たせている。

このインド音楽とブリティッシュロックのミルフィーユのような曲たち、これがクーラシェイカーだ。

ただ、なんだかんだ言って、日本盤限定トラックの「Dreams of Rock & Roll」が古くからのブリティッシュロック感ぶりぶりな感じで一番フェイバリットになってしまうっていうね。

 

K2.0

K2.0