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フットボールの熱源~タイのクラブの改革~

4/22日本経済新聞朝刊に下記のような記事が載っていた。

東南アジアと日本のサッカー界の橋渡しに尽力する元G大阪木場昌雄さんは昨年末、日本企業などの協賛を得て、バンコクでU-14の国際大会を催した。
その結果は日本にとって衝撃的なものだった。タイのチームが日本の4チームを押しのけ4強を独占。中略
近年、タイのクラブは遅れていたアカデミーの整備に力を入れ始めた。施設を充実させると共に、学校と提携し、選手の教育、生活もすべて面倒を見るクラブが出てきた。そんなタイの代表チームが日本の真の脅威になるのはいつごろだろう。木場さんはこう考えている「タイの選手は自国でプロになった時点で満足し、その後の展望を持っていない。」野心のある選手がタイ→Jリーグ→欧州と歩む道を切り開いたら、子供たちが同じ夢を描くようになるだろう。

 

 
この記事を読んで最初に思い出したのが今何かと話題のカズである。
今シーズン2ゴールを決め、その活躍が取りざたされる度にいらないんじゃないかとかとか引退じゃないかとかの話が上がる。
TBSのサンデーモーニングにて張本氏のコメントにも注目が集まった。
しかし、この記事を読んで改めて思ったのはカズの存在感である。
単身ブラジルへ渡り、そこからジェノアで初の日本人セリエAデビュー、もしカズがいなければ中田、中村、本田らの活躍は無かったかもしれない。
タイのサッカー選手は自国でサッカー選手になるだけで満足してしまうとあるが、日本だってそうなっていたのかもしれない。
そんなことを思うとカズという選手の偉大さは現状の立場では測れないほど凄いものなのではないかと思ってしまう。
ただ一つ気になるのはタイのクラブチームが、学校と提携しているという点である。
おそらくだが、この書きっぷりからすると小中学校との提携のことを書いていると思われる、Jのクラブでも大学高校との提携はあるが、小中学校となるとない。
これはなかなかタイのクラブが革新的なのではないかと思う。