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音楽レビュー等

東京難民

東京難民という映画を見た。
原作を読みたくなった映画は久しぶりだ、仕送りで生活してる大学生が父親が蒸発したことをきっかけに底辺のそのまた下を生きていく話。
1番怖かったのはなにも知らないということ。
主人公は最初、借りてるアパートの不動産会社から内容証明の書類が届くけどそれを全く意に介さず無視する。たかが郵便物と侮ってるからこその行為、ここが私的に一番怖かった。
そしてその後も「賃貸借契約ではなく、利用権の契約なんですよ、だからあなたの権利は無いです、敷金礼金も払わなかったでしょ」と言われるシーンは背筋が凍った。
その後の展開はストーリーの本筋に影響するので明かさないが、ほんとに知らないことが悪だし、貧困ビジネスなんて言葉も登場する、ネカフェ難民現実も突きつけられる、日本の現実も突きつけられる、ホストになりそこから土工として日払いで働くところ、先輩から言われる、「彼は会社っていう居場所があるそれが1番強いんだよ」この一言はほんとに痛烈だった。
若年層の人にこそ見て欲しいこの映画、もう一回見よう。