ストレイテナー【NO~命の跡に咲いた花~】~反戦歌と言われればそうだがそうと言われなければそうではない~
【The Place Has No Name】以来のシングルとなる今作。
巷ではストレイテナーが反戦的な意思を持った曲を出すとにわかに騒がれていた今作。
確かにジャケットをよく見てみると戦車の上に木が生えている、8月の雨は続くという歌い出し、意識すれば意識できるけどそこまででもないでしょという。
“NO ~命の跡に咲いた花~”は、そんな我々の平和な《八月》の根本を問い直すナンバーである。戦後70年の《八月》に向けて届けられる歌なのだ。静謐に優しく立ち上がる旋律は拭い去ることの出来ない悲しみを宿し、それでもストレイテナーの力強いアンサンブルは、楽曲の最後に放たれる決定的なメッセージを目指して突き進んでゆく。。
Ro69という日本を代表するメディアで大々的にここまで断言してしまうのはいかがなものかと思うが、ホリエの口から言及があったのかな。
閑話休題。
ストレイテナーといえば曲に思想を感じないバンドの1つ。
邦楽バンドにおいてはそこまで社会的な曲を歌っているバンドに出会わないが。
全ての曲が物語になっているようなそんなイメージのストレイテナー。
【Nowarist】という楽曲が過去にあったが、あれは違うだろう。
Straightener - The Nowarist - YouTube
ちょっと音質が悪いし、何故か写真がアジカンだけど。
という訳で今作のレビューである。
本当にザ・ストレイテナーといった楽曲と感じた。
【NO~命の跡に咲いた花~】
メロがたっていて、サビで盛り上がりとホリエアツシがいかにも好きそうな展開。
歌詞に関しては、''石畳の坂は続く'' ''港に浮かぶ船''といった言われてみれば故郷長崎のことを歌っているのかなと考えれなくもない。
【Curtain Falls】
最初のカウントと、イントロの感じと、吉井和哉な感じを感じるのは私だけか。
最初のカウントの声がほんとに艶やか。
サビ前ではホリエ特有のファルセットが聞けるなど、ホリエの声が好きな人にとってはたまらない1曲。
思わず口ずさみたくなってしまうサビも要注目。
しかし、2曲共にミドルチューンということでリズム隊のナカヤマシンペイ、日向秀和は少し物足りなかったんじゃないだろうか。
反動でアルバムにはゴリゴリの曲が収録されそうな。