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football mania

音楽レビュー等

FOALS 【What Went Down】に新生FOALSを見た。

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FOALSの2年振りのアルバム「What Went Down」を聞いた。

FOALSとはこんなにエモーショナルなバンドだったのか、過去3作とはかなり違う出来映え。

2008年1st「Antidotes」においてカシアスオーバー、カシアスオーバーと静かにしかし毅然と歌っていた彼ら、UKロックというよりはむしろフレンチポップのような軽快さ、そしていい意味でセンチメンタルな感じを出していた彼ら、このアルバムではそんなことを微塵も感じさせない、正に「UKロックシーンの最重要なバンド」に正真正銘なったと言っても過言ではない。

そう「UKロックシーンの最重要バンド」こんな触れ込みがこのアルバムが発売される前にtwitter上に踊っていた、なんともちんけな触れ込みだなと感じていた、しかしそれは間違いだった。

1曲目から凄まじい音圧、ドラムとヴォーカルYannis Phillipakisの声2つの音しか聞こえない冒頭、ここで気付く、今までのFOALSのアルバムとは全く違う雰囲気だと。
その後も力強いベースとそれに絡むギターを基調とし、Yannisの叫ぶような声。
こんなにも力強いFOALSを今まで見たことはない。

うーん、このアルバムとにかくドラムが大きい、今までのFOALSといえば美しいギターの音色が印象的だった、しかし今作はドラムとにかくドラムととにかくヴォーカルYannisの器用さに脱帽。
彼は叫んでも雄叫びをあげても低い声もとにかく全てが出せるヴォーカル、こんな器用さを持ち合わせているとは正直知らなかった。
彼が喉を痛め現在ツアーが中止になっているニュースは以前お伝えしたが、これだけ多様な声を出していれば納得である。

3曲目あたりでようやく従来通り彼等らしい楽曲に出会える。

その後も言うなればUSよりな楽曲もはさみつつ。

そして「Lonely Heart」の美しい音色に誘われ最後の曲、「A Knife on the Ocean」正にアンセム。
「おれらは年をとる、未来は暗い、ならばそこで何をする」と歌い上げるサビ。
シンガロンにとっておきの曲でラストを締めくくる。

そんな彼等の多種多様な音楽性、名実ともにイギリスを代表するバンドになった、そんなことを感じさせる4thアルバム。