football mania

音楽レビュー等

ベンフィカ×シュツットガルト

ベンフィカ×シュツットガルト 1−1
21'ハルニク 86'ハラ

岡崎のデビュー戦となった、EL決勝トーナメント一回戦1stleg
シュツットガルトブンデスリーガでは17位と前節のニュルンベルグ戦でもいいところなし。
一方のベンフィカもCLからの敗退組と調子は上向きではない。

試合開始早々からベンフィカは攻撃に人数を割いてくる。
特にスローインでもCBのルイゾンなんかが上がってくる辺りに一気に決めてしまいたいという考え方が見えていた。
そんな中前半15分、岡崎がペナルティーエリア左付近で2人の間を強引に抜いて一人を切り返してシュートを放つもキーパーに止められる。
今日がデビュー戦の岡崎にとっては好調なスタートが切れたんじゃないかなと思う。
そして21分、ハイナルのボールに抜け出したハルニクがキーパーの上を抜くゴール。
シュツットガルトが先制する。
しかし25分過ぎから徐々にベンフィカのペースになるが、サルビオ、ガイタン、アイマールの3人が3者3様の攻撃をするのでまったく連動感が出ずに単発で攻撃が終わってしまう。
前半は終了。
シュツットガルトは先制点を決めてからは若干引き気味にゲームを進めていた。
カカウが怪我からの復帰明けなのでコンディションが悪いのかボールを収められず、すぐにとられてしまう。
岡崎はデビュー戦ながらも攻守にバランスよくやっていた。
ハイナルがトップ下に入り、どこにでも顔を出すようになってカカウの代わりにボールを収め、そこにハルニクも絡んでいく感じの攻撃をしていた。
一方の守備は今すぐにでもやられてしまいそう。
ベンフィカは攻撃陣が相変わらず自分勝手な攻撃、メンデスというターゲットがいるのだから当ててみるのも面白かったかもしれない。
後半は最初からベンフィカペースで試合が進む、しかしベンフィカが良いのかシュツットガルトがダメなのかが分からない。
61'ハイナルOUTエルソンIN、個人的にこの交代が流れを変えたのかなと思う。
この後シュツットガルトは、押され気味で全体的に下がり相手にゲームの主導権を奪われてしまう。
エルソンもボールタッチが少なかったし、カカウにもボールが収まらない。
どこにでも顔を出してボールに触っていたハイナルの交代は痛かったに違いない。
そして、ベンフィカは長身のカルロス・マルティンスを投入してパワープレーに出る。
それが功を奏し、ハラのミドルがDFに当たりゴールへ入る、84'同点に追いつく。
もうシュツットガルトに逆転する力は残ってなく、そのまま試合終了。
シュツットガルトは前半はよくやっていたが、後半、ベンフィカがパワープレーにくるとあっぷあっぷ。
守備に人数は足りているのに何をしているかよくわからない選手が多すぎた。
途中でクズマノビッチを怪我で交代させたのは大きいが、やっぱりハイナルの交代は謎。
ベンフィカはほんとに何とか勝てたレベル。
シュツットガルトの守備が酷かったので点が入ったようなものだったが、パワープレーに方針を変えた途端にチームでやることが見えてきていた気がする、2ndlegも最初からこうやるといったことを明確にしておいたほうが良い試合が出来るかもしれない。