時代に逆行する男達
パダーボーン×マインツ 2-2
クラブ初のブンデスリーガに臨む、パダーボーンはホームにマインツを迎えたブンデスリーガ第一節。
トゥヘルから監督が代わりポゼッションに挑む、マインツのサッカーも要注目、そんな中始まった試合。
序盤はどちらもミスが多く、なかなかシュートまで持っていけない展開が続く。
マインツの攻撃は組み立てたいけど組み立てれないもどかしいもので、岡崎に一回あててが多いけど、当ててからの展開が厳しい、岡崎が悪いわけではないけど。
そんな中14分左サイド、ガイストのFKを岡崎に合わすもうまく合わず、枠外へ。
ちぐはぐな攻撃が続く中、32分、PA手前からのFKをガイストが直接狙う、ポストに当たり、そのこぼれたところを岡崎が押し込んで先制。
よくぞ、反応していた岡崎、逆にパダーボーンの選手たちは反応が鈍すぎてお話にならないレベル、EL出てたレベル、ブンデスの先輩としての威厳を見せたかったがそんな余裕も無くなるほど早い、パダーボーンの同点弾。
36分、マインツが攻められボールをカットしたところ、DFラインから繋ごうとして(リバプールがよくやるやつね)そのボールをパダーボーン、期待のFWパチュンカに拾われダイレクトでシュートこれが良い具合にカーブを巻き、ゴールへ。
あっという間に同点である、先制した直後のキックオフでは前プレスをかけていたのに意気消沈のマインツ。
同点で前半は終了。
後半開始。
後半もパダーボーンが優勢で試合がはじまる。
51分、ノベスキoff、ハラon、ハラをサイドバックに、ベルをCBに。
このハラが前へのエンジンとなるがパクチュホも上がるし、ボランチ下がってこないし、でCBとしてはちょっときついかもしれなかった。
59分にはCKからヘッド、シュート、シュート、シュートと4連続で相手の攻撃にさらされるも、岡崎も体を張ってなんとかシュートブロックで難を防ぐ。
61分、ブロジンスキoff、モリッツin
このモリッツが良い働きをする、悪いマインツの中で岡崎とモリッツぐらいじゃないかな、うっっと思うプレーをしていたのは。
パスワークが何回か機能し、2回ほど崩しからシュートチャンスになるも最後が合わないことが多い、マインツ。
86分、これもマインツのパスミスから右サイドへ展開、アーリー気味のクロスをなぜかオーバーラップしていた、ヒュンネマイヤーがヘッド、GKの手をかすめてゴールへ、なぜここにいたのかはわからないけど、キャプテンの執念で、逆転へ。
このまま終わるかと思われた、アディショナルタイム。
岡崎がPA内で倒され、そのPKをクジャチョルが決めて同点。
その後試合終了。2-2の同点。
パダーボーンとしては、初のブンデスでここまでやれるのは手ごたえがあったのではないのかなと、ただここまで調子が悪いマインツに勝ちきれないようじゃダメ。
カチュンガが良いプレーを見せていて、強豪相手にも一枚刺さりそう。
パターンとしてはサイドからの崩しが多い、オーソドックスなプレー。
マインツ、もうボロボロ、組み立てたいのならば、CBにボールが入った時点でボランチのどちらかが下がってボールを受けなければならないのにその動きも無し、良平さんがダブルボランチはどっちも良いぞとかのたまわってたけど、そこ気付けない辺りダメでしょ、だから出すところなくなる、長いボール蹴る、取られるの悪循環に入ることが多かった、繋ぐなら繋ぐでちゃんと前も下りてこないと、前途多難ですね。
普通に昨シーズンのサッカー踏襲すればよかったのに。
このヒューマン監督はノアシュランで監督をしていたようで、確かCL出てたよね、昨シーズン。
ポゼッションは厳しいということを、いつ気付くか、それか理想のサッカーを出来得る選手を獲得できるのか。
そしてそれに岡崎は必要なのか。
「遅いサッカーはトレンドじゃないですからね、W杯を見てても」(鈴木良平)