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FIFA会長選に関して思うこと。

米司法省は27日、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長ら14人を贈収賄マネーロンダリング資金洗浄)などの罪で起訴したと発表した。スイスの司法当局は同日、米国の要請を受けこのうち7人を逮捕した。FIFAはワールドカップ(W杯)の開催地の決定などをめぐり汚職疑惑が取り沙汰されており、金権体質に批判が集まりそうだ。29日の会長選に影響する可能性もある。

 上記のニュースが報道されたのが先週。

サッカーに明るい人であればFIFAが怪しいことをやっていることなんて半ば常識だった訳で、ようやくメスが入れられた。

思えば2002年の日韓のころからこういったうわさは出ていて、特に2018ロシア、2022カタールという政治臭がぷんぷんする開催地ということを考えると探られてもしょうがないのかなと。

29日の会長選にて当選したブラッターも本日辞任を表明し、これで再出発が図れるのではないか。

ブラッターは辞任に関して、「私の後継者を選ぶ特別総会が可及的速やかに招集される」と発表した。「私は会長職とこの40年について熟慮した」「FIFA、素晴らしいスポーツ、サッカーと私の人生は密接に関係していた。私は何よりもFIFAに感謝し、愛している。私はサッカーとFIFAのために最善を尽くしたい」とコメントを残している。

何かと悪い面が取り上げられるブラッターだが、W杯の持ち回り制度を提案するなど一定の功績も見られる(これも賄賂等を見越しての改革だったのかもしれないが)

 

会長選に関して面白いニュースが。

まずはジーコが会長選に名乗りを上げるとみられている。

ジーコは政治面に関して苦手、サッカーのことだけしか知らないというイメージが割りと強く、ブラッターとは正反対のイメージがあるので潔白感を打ち出すには最高の人選だと思われるが、そういった人ほどブレーンに実権を握られる可能性があるので危ないだろう、2006年W杯時、色々とジーコ以外の人が関与していたことが思い出される。

もう一人の立候補者はフィーゴである。

フィーゴブラッター辞任後FaceBook上で下記のようなコメントを残している。

FIFAフットボールにとって良い日だ。変革の時がついにやってきた。私は金曜日に遅かれ早かれこの日が来るだろうと言った。それがまさか今日来るとは! いま我々は責任を果たし、落ち着きを与え、世界中でダイナミズムにあふれ、透明で民主的なFIFAの新しい時代を始めるために、合意できる解決策を見つけるべきである」

 フィーゴといえば現役引退後はインテルの幹部に就任しピッチの上でセカンドキャリアを過ごすよりもオフィスでのセカンドキャリアを選んだ。

FIFAばりに闇が深そうなセリエでの幹部職というのもアピールポイントになるだろう。

現時点で会長選に言及している最後の一人は韓国サッカー協会名誉会長の鄭夢準氏、2002W杯を日韓共催にこじつけた人物みたいであるが詳細は分からない。

同じアジア人が会長になるというのは嬉しいが、韓国が何かと優遇されるのはちょっと嬉しくないので複雑な心境である。