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音楽レビュー等

フィリップセルウェイが語る、ストリーミングサービスについて。

レディオヘッドのドラマー、フィリップセルウェイが今度はストリーミングサービスについて語っている。
「ユーザーとしてはとても嬉しいサービスだと思うよ、今までたくさんの音楽を聞いてきたけど、これを使ってさらに多くの音楽を聞けるからね、たとえば多くのレコメンドを受けれるよね、他の知らない人のプレイリストを見たり聞いたりして、その分自分が作った音楽も見つけられやすいというのはミュージシャンにとっても過ごしやすい環境だと思う。Appleはとても偉大なことに挑戦しようとしてると思う、何はともあれ、このフリーの3ヶ月でどうなるかみてみたいよね。」

セルウェイにストリーミングによって音楽消費の未来がどうなるかを尋ねてみた。
「1番懸念してるのは、若いアーティストや新しいアーティストがどうやってツアーとかライブをやるかだ、ツアーやライブはお金がたくさんかかるから。そしてそこはどうやって工夫していくかを考えないといけないところでもある。音楽はここ数十年で非常に混沌としているし、音楽のフォーマットが変わる時は非常に貪欲な時代だと思うんだよね。多分だけど...どうやってマネタイズしていく時代になると思うんだ、人々を惹きつける力だったり、独立して自分なりのやり方を持っている人は多分マネタイズする術を自分で見つけられる。そう、だから僕たちは自分が生きていくために、次の作品を作るために今、作品を作っていかないといけないんだ、正直行ってこういうことを考えながら作品を作るのはとてもタフなことだけど、こういう風に作っていかないと僕たちは生きていけなくなってしまう。
だからこそストリーミングと実際に音楽を買うという行為のいい中間点が見つけられれば良いんじゃないのかな。」

音楽の消費活動に関して敏感なのは海外アーティストの方が多い。
レディオヘッドというバンドのカラーもあるけど何よりも1人のアーティストがよりお金になるかを考えながら作品を作らないといけないと考えていることに驚いた。インタビューでCD売れないですからねという邦楽アーティストはいるけれどその先で何をしようというのを感じる人はあまりいない。
考えて活動をしないといけない時代がほんとうに来てしまっている。