The Mirraz マジか。と つーか、EP
The Mirrazが「OPPORTUNITY」以来約1年ぶりリリース。
今回はEDMを取り入れた楽曲ということを事前に告知、更にライブでは評判だった。
確かに「マジか。そう来たか、やっぱそう来ますよね。はいはい」、「つーか、っつーか」といったEDMを取り入れた曲は今までのThe Mirrazにはない要素。
世間一般的にThe Mirrazの印象としては「Arctic Monkeys」の影響を受けているバンドというイメージを持ってる人々が多い。
そのイメージを上手く払拭までは行かない物の脱却できてる。しかし、残念なところもある。
新しいThe Mirrazを打ち出すというテーマでこのアルバムを出したのであれば、というより以前畠山氏は「流行の音楽を取り入れていきたい」と語っていたので恐らくは流行っているジャンルということでEDMをチョイスしたと思われるが、それでも、50%は成功50%は失敗といったところである。
それは3曲目の「UN-CO」が原因。
何故ここにきていきなり従来よりの曲を収録したのか。
EDM寄りの曲を作るのであればEDM調一本で勝負すべきであった、非常に勿体ない。
これがただのEDMで遊ぶアルバムであれば問題ない、しかし、そういったモノではないと過去の売れ行き等を見ても推測できる。前作「OPPORTUNITY」でものすごくキャッチーな曲調の曲を収録したにも関わらず、あまりヒットせず、今回はEDM、だからこそEDMに一本化したアルバムを作ってほしかった。
最後の曲「+81(0)3にて」はチルウェイブの良いところを抑えているので非常に良い曲ゆえに勿体ない。
更に、今回はフル視聴に踏み切ったところも触れておきたい。
公式サイトの畠山氏の言葉を読む限り、以前よりやりたかったが恐らくレーベル側の都合により出来なかった、今回自主レーベルからのリリースというところで実現が出来たと推察できる。
今の時代ストリーミングにて公開をすることによって敷居を下げるのはマーケティング上もっとも有効な手段。
フル視聴に踏み切った事に関してはどう転ぶかは分からないが、プラスに転じてほしい。
しかし、だからこそ、全てをEDMで統一し、耳触りの良い曲で並べて欲しかったのだ。
新規のリスナーを増やすという意味においては。
EDMの曲は全て良い曲で、「UN-CO」に関してもゴリゴリのロックンロールスタイルではない、しかし、今回のEPで何かを変えたいのであればそういった点も気にした方が良いのではと思ってしまう。そういうことを思わせてしまうぐらい。
本当にEDMとThe Mirrazは合う。だからこそ勿体ない。
マジか。そう来たか、やっぱそう来ますよね。はいはい、ですよね、知ってます。/The Mirraz(YouTube限 ...
つーかっつーか MV/The Mirraz(YouTube限定Ver.) - YouTube
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