タイロン・ミングスがイングランド代表に呼ばれた裏にあるスタッツ
2週間前のエバートン戦でのプレーがタイロン・ミングスをイングランド代表に押し上げた。
2−0で勝利したミングスのアストンビラ、的確な勝利の例(アストンビラはわずか3本の枠内シュート)だけでなく、どのように守れば効果的なのかを示した試合でもあった。
このゲームだけを評価してミングスがイングランド代表に呼ばれたわけではない。
-サウスゲイド監督とそのスタッフたちはこの26歳に対して前々から熱い視線を送っていた-
Who Scored’sによるとミングスのエバートン戦でのレートは7.22で2番目に良かった、ちなみに1位はジョンマッギンでエルガジの時間が止まったようなゴールを演出したことが要因である。
ミングスは7回のエアバトルの内、3回に勝利し、この試合唯一のタックルを成功させている。
ミングスのパススタッツに関しては、一見そこまで優れているとは言えない、59%のパス成功率で、ビラの中では下から3番目である。
ミングスは私たちが現代フットボールにおいて理想的とするようなディフェンスの典型的なプレイヤーではない。
エバートンのプレイヤー、マイケルキーンはミングスと対象的に88%のパス成功率を残している。
キーンは土曜日のブルガリア戦に出場し、硬く守り、脅威的なピンチを作られることはなかった。
ミンゴスはジョンストーンズにも似ているプレイヤーではない、なぜサウスゲイトは彼を招集したのだろうか。
それは彼のディフェンス能力を高く評価してのことだろう。
ミングスは196cmと長身で、エアバトルでの勝率も良い、さらにセットプレー時の貴重な戦力にもなる、現在のイングランド代表のスターターには無いものを持っているミングスは非常に有用な戦力となるだろう。
ミングスはタックルに関して非常に優れた能力を持っている。そして、そのタックルに集中しさえすれば他のことに意識を削がれる必要はない。
そしてネイションリーグにてイングランド代表がいくつかのピンチを逃れたとしても驚くべきことではないサウスゲイドが手に入れた新たなディフェンダーオプションがうまく機能しただけのことである。
エバートン戦でミングスは9つのクリアを決めた、彼に才能がないと思うのはとてもセンスが無いことである、そしてそれはイングランド代表にも還元されるべきことであろう。
2019-2020シーズンをミングスが何事もなく終えることができれば、EURO2020においてイングランド代表のスターティングメンバーに選ばれていてもおかしくは無いのである。