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音楽レビュー等

the fur./we can dance

Disc Unionで配布されている「New Acts From Asia」っていう東アジア、東南アジアのインディーバンドの楽曲を11曲収録したコンピが対象製品を購入するともれなくもらえます。

 

一昨日のエントリーで紹介した Thud/adoも対象です。

 

football-music.hatenablog.com

 アジアのインディーをディグしたいといったもののどっから聞けば良いのか分からなかったので、とりあえずもらったコンピからにしましょということでコンピに入っているバンドたちを紹介できたらなと思います。

 

The Fur./We can dance


We Can Dance -The Fur. (official video)

シューゲイザーとドリームポップの折衷案的な楽曲、こういう楽曲非常に好きです。イントロのドラムが80年代感あって親近感湧きません!?

The furという台湾の4人組のバンドです。

「town」というアルバムを2018年に出していてそっからのコンピレーション採用です。

「town」すごい良いアルバムなんですが、どっちかっていうと今の欧米の女性インディーたちを彷彿とさせる曲たちが多いです。

っていうか女性インディーなんて枠組み今となってはしょーもないんだけど、男だろうが女だろうがどっちでもいい音楽はいい音楽で、誰でもいいんだけどね。

「town」ではシューゲイザーとかドリームポップを彷彿とさせる楽曲は少なくて、土曜の昼下がりに聞くとかなりいい良い、彼女とか出来そうな曲がめちゃくちゃ多いです。

ただ、messiという曲がある、これは確実にバルセロナのメッシに向けた曲なんじゃないか、そんな気がして仕方ないのです。

全曲通してスケールの大きな曲であることは間違いない。

「avocado man」から「Blueberry」への雷を通しての転換がすごい良い。

あと「Blueberry」はインストなんだけれども、アルバムの締めとして、とっ散らかったものを元に戻すみたいな要素としてループものだし、蕎麦湯な感じでとてもチルい。

シューゲイズがずっと好きで、Slowdive、Ride、My Bloody Valentine や Jesus and Mary Chain などがすごく好き。インディロックやポップでは、Mac Demarco や Unknown Mortal Orchestra など、全員は書ききれない。これはディープな問いだね。自分の音を見つけることは演奏するコードを聴いてそれを感じることで、乗せたい韻を見つけることかな

台湾ドリームポップ・バンド The Fur. インタビュー | indienative

Vo/GuのSavannaのインタビューからの引用なんだけれども、シューゲイズにかなり影響を受けているようなので、次の作品とかもっとシューゲイズよりの作品になってくれるとすごいうれしい。

 

 

Thud/ado

Thud/ado

香港のシューゲイズ/ドリームポップバンド、Thudが7インチをリリースした。

The Cribsだったり、Beach Fossilsだったりと有名どころのオープニングアクトを務めて来た彼らの作品なのでクオリティはかなり高いです。

というかあのYuckも興奮してMVが出た時はツイートをしてました。世界的にかなり顔が売れているバンド。

youtu.be

最高じゃないですか、歌声入る前がとてつもなくカッコ良い。

ヒップホップに傾倒していた自分がなぜ、この7inchを買ったかというと、

ディスクユニオン限定でアジアのインディーバンドのサンプラーが付いてくるんですね。

っで、88risingしかり、今ってアジアの音楽に光が当たってるじゃないですか、でもそれを体系的にまとめたものって少ないなって思ってて、さらにロックバンドだと、それこそ自分でdigらないといけなかったりしてると思っててなんで、そのサンプラーを基につながりとかを自分なりに咀嚼して紹介できたらなーと思った次第です。

どこまで網羅できるか分からないけれどとりあえず、頑張ります。

あと、シンガポールとかタイとかのインディーはとにかく、シューゲイズ・ドリームポップな感じが多くて好きなタイプなので掘るのも抵抗ないかなと。

あと、台湾とかなら現場にすぐ行けるし、なので色々節制して情報取ってご紹介できればと思います。

以上。

 

早速、Amazonの商品紹介で今回のThudの作品が見つからないという現象に遭遇。

うーん、大変だ。

 

2018年ベストディスクたち

2018ベストディスク
順不同

2018年が過ぎ、2019年がはじまった。
テン年代最後の年。
テン年代終盤が激動の年であったことを現代を少なからず思案し生きている方ならば感じただろう。
全ての事象が単一のものでなくなっている、複雑に絡み合った魑魅魍魎の世界。
目を海外に向けてそういったことを論じるのはとても簡単だ。例えばmetooであったり、black lives matter、もしくはUKのEU離脱
これらの事象が様々な要因が絡んでいることは容易に推測できる。
それでは我々の生活はどうだろう、自分の趣味、仕事、考え方しては。
日本人の社会は海外とは違う、終身雇用、義務教育...etc。
しかし、これからの時代自分のことを自分で判断し、考え、行動していなかければならない時代が確実にやってくるであろう。
音楽に関してもそう、全国民が熱中するアーティストは数えるほどになり、それぞれが自分の好きな音楽を見つけ、聞く。
ただ待ってほしい。現代に単一の事象などというものはもはや存在しないのだから、音楽だって様々なものが絡まりあってできているのではないのか。あの曲を聴くのだったら、この曲も聞いたほうが良い、なんならあの社会的事象に関して理解をしてから聞いたほうが良い。世界ではすでにそういった聞き方を推奨している、というよりもそういった聞き方をせざる負えない人たちが多い。
それは自分たちの社会に音楽が寄り添っているし、また、そういった曲でないともう聞かれることも少なくなってきているからだ。
音楽、いやすべての事象において世の中に存在しているものが単一では存在できない世界。面倒くさいと思うかもしれないが、そういった世の中を楽しんで生きていったほうが良いのではないかと思う。数珠つながりの世界を全てを把握するのは無理でも自分の言説、考えそういったことを自分の中の羅針盤として生きていくのはとても楽しいのではないか。
そんなことを考えた年末、少々風呂敷を広げすぎた感はあるが、もしよければ下記10枚をチェックしてみてほしい。

 

Kaille Morgue「MEDUSA」
緑髪が特徴的なミューズ。
日本ではまだそこまで知名度が高くないけれど、女性SSWブームに乗って絶対に来ると信じ続けていた2018年。
結局日本ではそこまで話題になることもなく、むしろビリーエリッシュとかそっちに話題が傾倒してしまった感が否めない。
フルアルバムはまだだし、EPしか出してないし、気まぐれで音楽を辞めてしまうかもしれないけれど、「Discovery」のスケールの大きさはとてもこの年代の子が書いたものとは思えないほどで絶対に聞いておいたほうが良い。

youtu.be

 

 

Rejjie Snow「Dear Annie」
ダブリン出身のラッパー。このアルバムを2月に聞いた瞬間から今年はアイリッシュのラッパーの時代が来ると信じていたけど来なかった2018年。夏ぐらいからUK出身のR&Bシンガーたちが北米のメインストリームへと取り込まれていったのでそこらへんで、この予言もいいところを突いていたと信じたい。
3,4曲の間に次の自分の曲をラジオDJのように説明するスキットが収録されているのがとても印象的。
こういった手法を取ってるアーティストってなかなかいない気がするんだけど。
今年の来日が決まったCrailoちゃんのアルバムにもFeatで参加していたりしてる。
ベストトラックはもちろん「Egyptain Lurv」ちなみに曲中に出てくる1971年という年号には何の意味も無いそうです。

youtu.be

 

Jorja Smith「Lost & Found」

ドレイクによって発見されたイギリス・ウォルソール出身の21歳の歌姫。

とても良いです。

「Blue Lights」が一番有名な曲かと思われますが、自分のオススメは「Teenage Fantasy」サマソニでも拝見しましたが、声が一つの楽器のような力強さを持っており、エラ・メイ同様にアメリカ中心だったR&Bの世界をイギリス側に引き寄せる力を持っているひとり。

日本ではあまりフューチャーされることの少ないドレイクですが、こういった在野のアーティストを見つける力は絶大で最近だとスケプタなんかもドレイクが見つけたひとり。

話が逸れましたが、ドレイクには今年も素晴らしい才能を発掘してほしい。

youtu.be

 

 

5lack「KESHIKI」

板橋出身のラッパー。兄のpunpee、友達のgapparとともに組んでいるPSGは日本ヒップホップ界に新風を巻き起こした。

5lackの3年ぶりのフルアルバム。待望のアルバム。

マジで待ってたよ、最高。どのメディアも取り上げないけど最高。

色々な人に言ってるけど、今回のアルバムはクラシックと呼ばれる作品になると確信している。

5lackって孤高の存在っていう印象がとても強くて、それをさらに補強するアルバムというか

Twilight Dive

「弱い奴は固まり、強い奴は孤立して、弱い奴が噂して、君のこと僻んでる」

みたいなこういったリリックが結構多い。あと、時間に関しての言及も多い。

九州に移動して数年、多分東京のしがらみだったりなんだったりが嫌になったんだろうけど、「my space」の頃から比べると大人になったなって、「進針」でも「hot cake」のリリックを若干セルフサンプリングしていたり、2019年もすでにAKANEとのコラボ曲を出しているし、2019年、5lackは結構動きを見せるんじゃないかな。

youtu.be

 

 

GEZAN「Silence Will Speak」

GEZAN、マヒトゥー・ザ・ピーポー率いる4人組のバンドの4枚目のフルアルバム。

正直、GEZANというとキワモノなイメージが強く、今回もそこまではまらないだろうなと思いながら聞いた。素晴らしかった。一瞬にして虜。タイトルが示す通り、このアルバムは普段何かを発信したとしても聞こえないような小さいものたちの声を体現したもの。自分自身の境遇ともあいまってとても共感してしまった。

日常に不満を持っている者、何かモヤっとしたものを抱えている者は絶対に聞いた方が良い。

というか今の日本でこれが売れずに何が売れるんだと言い切れる、かなり良いアルバム。

youtu.be

 

Sophie「Oil of every pearl's un-insides」

PC musicの中核メンバーsophieの1stフルアルバム

音はインダストリアルでノイズな一聴するととっつきにくい感じもするが、何回か聞いてるうちに病みつきになってしまうから不思議。

オススメは「faceshopping」だろうか。

「My face is the front of shop

   My face is the real shop front

   My shop is the face I front

   I'm real when I shop my face」

といった叙述トリック的なSFちっくな近未来の消費主義社会を風刺しているような歌詞が、ノイズな音像とともに語られる。2045年からの贈り物といわれても疑わないぐらい、近未来。

 

youtu.be

 

NAS「NASIR」

NASの6年ぶりのフルアルバム。

さらにカニエ・ウエストのプロデュース群の一端として作られた今作。

カニエプロデュースの割にはNASの想いがプンプンに匂う。

 「cops shot the kids」この楽曲はNASらしい現代にもまだはびこる黒人への差別を多角的に、表現した素晴らしい曲である。

バックで流れている「The cops shot the kids」というワンフレーズは、スリックリックの「Children's Story」からのワンフレーズループであるし、冒頭部分はリチャードプライヤーの作品からのサンプリングである、どちらの作品も70年代、80年代の作品であり、当時から現代に至るまで、黒人に対する差別的な仕打ちがまだ続いていることを示唆している。

2017年にスーパーなリリースがヒップホップ界に多かったため、2018年は少しトーンダウンした感もあるが、こういったレジェントたちが新たに作品を仕上げ、それがセルアウトではなく、しっかりと骨太に主張したいことをあの手この手を使って表現してくれることに喜びを感じたい。

youtu.be

 

AcidClank「Addiction」

大阪を拠点に活動する4人組バンドの1stアルバム。

とうとう日本のバンドもここまで来たかという印象。

おそらく現状のメインストリームではないということは承知で、ここまで数々のバンドの影響を垣間見えるバンドってあったかなと。

こっちはマイブラ、こっちはオアシスのように楽曲によって、中には同一楽曲の中に、バンドメンバーたちの聞いて来た音楽が色濃く反映されている。

UKロックに影響を大きく受けたらしいが、確実にブリットポップよりは、ライドとかジーザスアンドメリーチェインといったシューゲイザーだろうなという感じの楽曲はとても好み。このまま続けていって欲しい。と思ってインタビューを漁ったら、オアシスからマッドチェスターへそっからエイフェックスツインとかに流れていったようで、なるほど、そっちの影響ね、そんな感じねって感じ。

youtu.be

 

cero「Poly life multi soul」

西東京を拠点に活動する3人組、ライブやアルバムによってサポート編成は変化するバンドの4枚目のアルバム。

前回の「Obscure Ride」が頂点かと思っていた、違っていた、恐ろしいほどの変化があった、しかも良い方向に。

先行で公開されていた「魚の骨、鳥の羽根」を聞いた時、背筋が凍った。

もうロック一辺倒ではないぞ、ある程度の音楽を聴いているぞ、R&Bだって掘ってるし、フリーソウルなんかも聴いてる、ceroってそっち系でしょ、もうどんなもん来たって怖くない、なんて思っていた自分がいかに愚かだったか、それと同時に音楽ってこんなに幅あるの!?、もう嫌だ、ディグれないどんな音楽を聴いてきたらこんな曲作れんのっていうぐらいに得体の知れないものだった。

そこからのアルバム、正直理解が追いつかないものも多いし、かなり怖い存在。

ラストトラックの「Poly life multi soul」だけが唯一分かりやすいと思っているのだけど、煙に巻かれているような感覚になるアルバム。

youtu.be

 

仙人掌「Boy meets World」

Down Noth Canp、Monjuといったヒップホップクルーに所属しているラッパーの2枚目のフルアルバム。

こちらのアルバムもここまでハマるとは思わなかった。

全ての楽曲が良いのはもちろんなのだけど、4曲目の「Darlin feat JJJ」だったり、ラストトラックの「World full of sadness」この2曲がかなり良い。

仙人掌ってかなり政治的なラッパーだと認識しているんだけど、世間の認識ってズレてんのかな。

「雄弁に語るコメンテーター、一つ言えねーのはごめんって言葉」とかあと下記のど真ん中ラジオでの楽曲とかね。

www.mixcloud.com

めっきり減った気がする政治的なラッパー。アンダーグラウンドでは活動している人たちもいるのかもしれないけれどそこまで、掘れてない、ごめんなさい。

ただ、近年のラッパーは自分たちの半径5mをリリックにしている人たちが多い印象で、正直君繋ファイブエムって感じなんだけど、やっぱヒップホップって世の中に色々なことを伝えられる武器だと思っている節が自分の中では強くて、自分たちがどうこういうのもあれだけど、1人ぐらい、世の中を憂いて世の中をうたってほしいなと思う。

それが過去ではECDであったり、Boss the MCだったりしたんだけど、若い人たちの中では仙人掌がやっぱ筆頭かな。この路線で突っ走ってほしい。

youtu.be

 

 

以上で10枚。

かなり支離滅裂ボロボロぐちゃぐちゃな内容で大変申し訳ないです、精進します。

しかし、2019年は「言語化」これをしていきたい年ですね。

更新頻度も上げたいです。

あと、禁煙と減酒と貯金、以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jolja Smith「

 

 

 

 

cero

仙人掌

この世のことについて。

底辺ってなんだろうか。

我々はいつも底辺を見てる、笑ってる。なんのために、自分の保身のため、自分を誰かより高く見せたいため。
そんなことを思いながら有楽町駅の吉野家豚丼を搔っ食らう。
連休前の日曜日の有楽町駅の吉野家は悲惨だ。
これまで見た中で、1番悲惨といっても過言ではないだろう。
下北沢の始発間近の松屋よりはるかに悲惨だ。
有楽町というそれなりにブルジョワジーが集まる街でも最後に行き着くのは吉野家だ。
客たちは終電と戦いながらご飯を食べている。
だから怒号が飛び交う、早くしろ、いつになったら出てくるんだ。そんな声が聞こえる。だったらそれなりの飯屋で自分の腹を満たせば良い。
明らかに田舎から出てきたひょろひょろの奴らを前に、吉野家で働くには余りにも持て余しているカラダのアラブ人が言う「すみません」とキレろ僕はそう思いながら豚丼を食べる。
なんなんだこの国は、店員に最低限の尊厳も持てないのかと、なんなんだろう、自分が今求職中なのもある、なぜ、彼らはここまで罵詈雑言を吐かれながら働いているのか、あなたのその牛丼味噌汁は彼らの働きが無くては出てこない。いや、給仕されなければ酔っ払って少し膨張した胃袋すらも満たされない。
なんなんだろう、と思いながら帰路につく、終電ギリギリの横須賀線に乗る。
イヤホンから聞こえてくるのはGEZANのDNA、「今君の目が見ているのは、人が少しずつ壊れてるところ、壊れてるだけチリゴミクズになった後に、音楽がはじまるところ」初めて聞いた時なにを言ってるんだと思ったが、これが人が壊れているところなんだろう。
「creative for distopia」こんな歌ではじまるGEZANの新譜を何の気なしに聞いていたが、ラストトラック、Ambient redで歌われる「剥がれてく、剥がれてく、全ての嘘と悲しみが終わったらほんとになる」全てが嘘だらけの世界でなにをどう生きていけばいいのか、答えは提示されない。全てが終わった後になにがあるのか世界が終わったらなにがあるのか。叫び声とともに歌われるこのアルバムに救われた気がする。本当に。
最寄駅に降り立ち目の前の若者グループを見て、なぜか涙が溢れた。

早朝と夜中の間

まだ起きている、好きで起きている訳ではない。

任されたタスクが積み重なり、終電で帰ってきたのにもかかわらず、未だにパソコンを開き、資料を作っている。

資料作りといえば聞こえは良いもののペーペーの自分にとっては社内資料1つ作るのでもひと苦労。良しとけば良いのに高みを目指そうとするから、終わらない。

赤もらってそれ通りに修正すれば楽だけど、そうではない、初提示の時に何か相手に驚きを与えたい。それはなんでも良い、調べた情報の量でも良い、画像のちょっとのズレがもたらす、スペクタクル感動でも良い。とにかく相手になにか衝撃を与えたいのだ。

これは飲み会でもそうなのだが、何か爪痕を残したいとすぐに思ってしまう。

これはこれで悪い癖で、何も無い飲み会というのがとても居心地の悪いものになってしまう。

何か爪痕を、何か一目置かれるものを。

そう考えて今の職場で仕事をしていたものの、まぁ、相手はこの道数十年のベテランたちなのである。

よほどのことじゃ驚きはしない、しかも、この業界はタチが悪く、自分のことが一番だと思っている人たちの集まりである。

正直、みんなあらぬ方向を向いて進行していることが多々あり、そのしわ寄せが一番下っ端の私に回ってくるというのがなんとも...

ただ、若いうちの苦労は買ってでもなんとやらの通り、この時間までこうやってぽちぽちと何かを作っているという行為が好きな私にとってはあながち、居心地の悪い職場でも無い。

とにかく、自分はまだ何も成し遂げれないということを受け入れ、あがいていこうと決心した早朝と夜中の間だった。しかし、あがいたところで何になるのか、自分はこの道で食っていけるのか、いつも考えてしまう、会社という存在がなくなったら自分はどうやってご飯を食べていくのだろうか。今この状況で海外に連れて行かれたら、老後は、今後は、未来は、どうなっているのだろうか、未来だから誰にも分からないんだけど、

最近未来の重圧にやられそうになる。未来を見るな今を見るなとかドンシンクフィールとか色々なことを言う人がいるけど、それはその人の未来が見えているだけで、振り返った時にあの時未来を見ていなかった今だけを見つめていたと美化された記憶なのだろう。

記憶なんて曖昧模糊なものに囚われている人間を超越したい。

XとY軸だけで構成されている世界ならばZ軸になりたい。

どれも無理な話なんだろう。

昨日見たGet outがとても良かった。

黒人と白人、ぼくらは触れることがない文化だけど(滅多に)ただ海の向こうでは、問題が顕在化していて、それをぼくらは文章とか映像でしか知ることができないのだけれど、この映像に関してはとても良くできていて、これは誰しもが見る映像だと思う。

ワカンダ王国に思いを寄せるのも良いけれど、誰かがワカンダに行ったことがない人は今後人間として認められないとか言ったとか言わないとか。

ほら暴れん坊将軍が暴れ出した。この時間の暴れん坊将軍は誰が見るのだろう。

そういえば会社でテレビの枠を売れ売れ言われていたような、いないような。

そういえばラジオから心地よいchill mixが流れている。

そういえば明日は29℃まで上がるような。

そういえば13の理由シーズン2が開始とか。

夜と早朝の間で。

また4時間後に満員電車に乗っているのだろう。

youtu.be

youtu.be

youtu.be

fresinoとgambino

最近ライブを見てかなり気にかかっているkid fresino
ウェブに載ってるインタビューなんかを食い入るように見ているんだけど、その中で最近頻繁に考えていることに合致したような内容を見つけたので

—NYに来た理由はなんですか?
佐々木:半使命的な感じです(笑)。日本にいても、あまり面白いことが起きそうな雰囲気がなかったので来てみました。

中略

—日本はつまらなかったですか?
佐々木:つまらなくなりそうな感じがしました。終わりに向かってる感じがしたというか。湖に入っていってる感じがずっとあったんです。湖の真ん中に向かってどんどん入っていって、今、膝下くらいまできてるなっていうのを毎日感じてて。このまま行ったら溺れてしまうなって。じゃあ出ようかなっていう感じですね。

www.houyhnhnm.jp

 

一昨年の記事だけれどなかなか鋭い視点で物事を語っているように思う。

Kid fresinoといえばラッパーだけど、海外のラッパーで最近注目されているのがChildish gambino

「this is America」という曲のMVで皮肉たっぷりに現状のアメリカを表現している。
この表現の源はおそらくは怒りやそれに似たものだと思うんだけど、それでも自分が住んでいる国のことをここまで憂い、映像まで撮ってしまうっていうエネルギーはすごいものを感じる。

ここに日本のヒップホップとアメリカのヒップホップの違いを大きく感じるのは自分だけなんだろうか。
いや、これはヒップホップという表象的なものだから表れている現象ではなく、昨今の日本とアメリカの日本と世界の在り方に直結すると考えられる。
Kid fresinoも語っている通り、現在の日本はかなり危うい状況にあると言っていい。
世間を賑わせているニュースを見てもわかる。
国のトップが隠蔽に躍起になり、長がくだらないことを言って今世間的にも関心のある話題で取りあげられる。
そこで日本の人たちは何ができるのだろうかと考えやしない、そもそも考える必要が無いと考えているのかもしれない。
必要がないと考えるとはおかしな言葉で考えられないと言った方が正しいのか。
日本中のヒップホッパーに対して「this is japan」と歌い、書類を燃やすなんてMVを作れとは言っていない。


ハリルホジッチが解任され、鎖国JAPANなんて見出しが躍っている中、ちょっと世界情勢の中の日本にセンシティブになっている自分にとって、Childish Gambinoの映像そしてkid fresinoのインタビューがなんか刺さってるなと感じたので書いてみた。
fresinoとgambino、立ってるステージも違うけど、どちらも行動を起こしたという意味においては同じだと思う。


そんなことを考えていると高須さんが最近の若者は元気がない、ハングリーがないという旨のツイートをしたようだ。
それに対しては賛否両論が飛んでいる。年上の人たちが残したものは何か、失われた20年なのか、崩壊した政治組織なのか、そしてまたレガシーなる机上の空論によって作られたものが遺されようとしている。
どうすればいいのだろうか、fresinoもgambinoも自分の手で足で自分の立場を変えていった。
それに追従できればとても良いのだろうが…

 


Childish Gambino - This Is America (Official Video)

2017年ベストアルバム

今年のベストアルバム

 

 

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jjj「ヒカリ」

M1のBABEもそうだけど、トラックの多様性が凄すぎる。

昨年出したC.O.S.Aとフレシノのアルバムのトラックも食らったけど、本当に1人で作ってのんかなって疑っちゃうほどの汎用性の高さ。

日本国内でトラックメーカー多いけど、いい意味での雑食性は彼にしか出せないと思う。

フラッシュバックスももう1回やってほしいし、2018年も活発に活動してほしい。

 

 

 

 

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Nick Hakim「Green Twins」

ベットルームシンガーソングラーライターの異名をもつNick Hakimのデビューアルバム

フォーク、マーヴィンゲイ、カーティスメイフィールド、マッドリブ、MF DOOMをバックボーンにもつアーティスト。

ソウルミュージックですら、ベッドルームで作れるようになってしまったのかと、近年のテクノロジーの進歩には脱帽だけれども、ディアンジェロにもひけを取らないセンスは今後伸びる可能性大。

声、ビートどれを取っても文句ないし、ベロベロの電車とかで聞くのがオススメ。

 

 

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TENDOUJI「MAD CITY」

日本で今、このタイミングでこういうバンドが存在していることが嬉しい。

ペイヴメント直系なローファイに英詞の歌詞が優しくのる。

ライブがすごいみたいだけど行ったことないから分からない。

コードとか展開とか分からないけど、聞けば元気になる、そんなバンド。

 

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8otto「Dawn on」

8otto、6年ぶりのフルアルバム。

彼らのインタビューを読んでると、この形式が音楽と人間生活の共存をするのにちょうど良い形なのかもしれないし、そしてその形式を取っているのにこの素晴らしい楽曲が出来上がるってのは彼らのセンスが抜きん出ている証しでもあると。

8otto初のホーン隊を取り入れた楽曲もホーンをうまくバンド内で消化してて食われてない。

全国のバンドマンに勇気と選択肢を与えるアルバム。

 

 

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Homeboy Sandman「Veins」

ダークなトラックにポエトリーのように叩きつけるリリックが癖になるhomeboy sandmanのデビューアルバム

タイトな楽曲ではない、M4「Clarity」が琴線に触れて何回もリピートしました。

 

 

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思い出野郎Aチーム「夜のすべて」

8ottoと同じような感じなんだけどウォーキングバンドマンに勇気と選択肢を与えるアルバム。

ダンスに間に合えばすべて投げ捨てても良いっていうM1にすべてが集約されている。

仕事後イベント行く時とか、これ聞いて行くとどんな曲がかかってても楽しめるというジンクス付き。

 

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Chillhop Essentials series

オランダのレーベル「Chillhop Recoreds」が春夏秋冬で出しているコンピ。

全編インストながらジャジーで高質なトラックたちが盛りだくさん。

バンドキャンプで無料配信しているほか、クラウドファンディングによってアナログの販売も行っている。

自分が好きなのは春盤、日本の桜をイメージさせるような楽曲が多く、寝る前などにオススメ。

 

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Kendrick Lamar「DAMN.」

やっぱりケンドリックは外せない。

すごい注目度の中、発表された今作は前作「to pimp a butterfly」とはうってかわってトラップ調の曲が多い。

リアーナとコラボした「LOYALTY」ではブルーノマーズ「24K Magic」を逆再生でサンプリングするなど、センスには脱帽。

また逆順で再生したり、続編が発表されるのではないか、キリストとの絡みなど収録楽曲以外のところでも話題を提供した。

 

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punpee「MODERN TIMES」

ようやく発表された板橋のダメ兄貴ことpunpeeのデビューアルバム。

PSGの頃より広い視野のことを歌う今作は、punpeeならではの視点で現状の日本、世界を皮肉っており、日本人にとっては珍しく時事的なことを歌っている点も注目。

年末に公開されたスターウォーズ最新作のルークの心境とも被る点が何点かあると自分では思っており(今作でもスターウォーズの効果音がサンプリングされていたり!!)聞けば聞くほど発見がある。

これほど作り込まれたアルバムも珍しく、洋楽邦楽の枠を超えて今年1番よかったアルバムだった。

 

すごい雑多に今年多く聞いたアルバムたちを選出してみました。

やっぱりpunpeeが今年の大賞ですかね、追加公演見に行ったり、ユニットのイベント行ったりと生で見たことが1番多かったっていうのもあるかもしれないけれども。

これだけのギミックがあるアルバムを作るのはすごい骨が折れると思うので、もう2、3年はアルバム出なさそう。

 

世界の音楽事情を見てみるとロックをR&B、ヒップホップが超えた年であったと。

確かにどこを見てもR&B、ヒップホップの話題が豊富ですよね。

表現方法が豊富というか、ロックじゃできない領域があってそこにピタッとはまった感じですかね、あとはLGBTや黒人迫害といった社会問題を提起できるミュージシャンが多いのも要因かも。

ロックバンドは夢ばかり語ってるものが多い一方、R&B、ヒップホップは地に足が付いている感じが支持を集めているのかなと、SZA、Drake、ダニーブラウン、サンファと選出はしませんでしたが良質なアルバムがたくさん出てました。

 

一方日本国内というと、世界の情勢とは全くリンクしない楽曲たちがチャートを踊っていたような印象ですね。

俗にいうセカイ系からまだ脱していないバンド、脱することすらしていないバンド等々。

盛り上がりを見せているヒップホップですが、音源に関してはトラックは素晴らしいものが多い半面、リリックでちょっとなーと思うことが多々あり。

もともと自分たちのことを歌うのがヒップホップと理解はしているのですが、スケールの大きな話、社会問題の提起等を行ってる海外に比べるとまだ小粒、そしてくだらないと思ってしまうという印象でした。もちろん、社会派なラッパーもいるだろうし掘れてないだけということを願いたい。

 

ちなみに忘年会と忘年会の合間に書いているんで乱文すみませんでした。