KULA SHAKER【K2.0】これがクーラシェイカーか、25年にして初の衝撃。
クーラシェイカー、名前だけは聞いたことあったし、聞こうとも思っていた、しかし、どこか近寄りがたい存在のバンドだった。
知っているのはバスの上でバンドメンバーが演奏しているMVの曲のみ、あれはロンドンバスの上だっただろうか、それすらもカラオケで先輩が歌っていたのを見ただけ、私の人生とクーラシェイカーはまだ交わることがなかったのだ。
しかし、このスウェードから続く再結成の波に乗ってクーラシェイカーが6年ぶりの新譜を出すらしい、聞かず嫌いだったがこの機会にと聞いてみた。
あーあ、損してたな、25年間。
このクーラシェイカーというバンドを聞かずに生きてきたことを真剣に後悔している。
なんだこの異文化の衝突は。
ある意味ミクスチャーである、これはミクスチャ―ロックといっても過言では無い。
では何がミックスされているのか、それはもう、クーラシェイカー古くからのファンには怒られてしまうが、これはインドとのミックスなのである。
ここがクーラシェイカーをクーラシェイカーたらしめているポイントだと思う。
ビートルズ中期のサイケな感じに影響を受けているとかいろいろ言われているが、ここまで音楽のジャンルが多様化されている時代に、フォロワーと言われているバンドが出て来ていない辺りも彼らのオリジナル性、唯一無二な存在を際立たせている。
このインド音楽とブリティッシュロックのミルフィーユのような曲たち、これがクーラシェイカーだ。
ただ、なんだかんだ言って、日本盤限定トラックの「Dreams of Rock & Roll」が古くからのブリティッシュロック感ぶりぶりな感じで一番フェイバリットになってしまうっていうね。