football mania

音楽レビュー等

BATTLESというバンド

バトルスの4thアルバムが10月にリリースされる。 タイトルは「juice B Crypts」 タイトルとかどうでも良い、バトルスが活動してくれている、それだけで嬉しいのです。 珍しく、リアルタイムで全てのアルバムをリリース時から聞いているバンドなのでこれを機…

タイロン・ミングスがイングランド代表に呼ばれた裏にあるスタッツ

2週間前のエバートン戦でのプレーがタイロン・ミングスをイングランド代表に押し上げた。 2−0で勝利したミングスのアストンビラ、的確な勝利の例(アストンビラはわずか3本の枠内シュート)だけでなく、どのように守れば効果的なのかを示した試合でもあった。 …

祝・ナンバーガール再結成によせて

みなさん周知のことかと思いますが、ナンバーガール再結成。 実にめでたい。 numbergirl.com 2018年初夏のある日、俺は酔っぱらっていた。そして、思った。またヤツらとナンバーガールをライジングでヤりてえ、と。あと、稼ぎてえ、とも考えた。俺は酔っぱら…

親愛なる月曜日に

AM7:00これは毎日の起床時間だ。同じようなニュース番組を見ながら、いつもと同じ服を着て、いつもと同じ電車に揺られながら、いつもと同じ場所で同じ仕事をする。仕事といえば聞こえは良いが、ゲップがうるさいじじいと、独り言の多いじじい、新卒でこの地…

the fur./we can dance

Disc Unionで配布されている「New Acts From Asia」っていう東アジア、東南アジアのインディーバンドの楽曲を11曲収録したコンピが対象製品を購入するともれなくもらえます。 一昨日のエントリーで紹介した Thud/adoも対象です。 football-music.hatenablog.…

Thud/ado

Thud/ado 香港のシューゲイズ/ドリームポップバンド、Thudが7インチをリリースした。 The Cribsだったり、Beach Fossilsだったりと有名どころのオープニングアクトを務めて来た彼らの作品なのでクオリティはかなり高いです。 というかあのYuckも興奮してMVが…

2018年ベストディスクたち

2018ベストディスク順不同 2018年が過ぎ、2019年がはじまった。テン年代最後の年。テン年代終盤が激動の年であったことを現代を少なからず思案し生きている方ならば感じただろう。全ての事象が単一のものでなくなっている、複雑に絡み合った魑魅魍魎の世界。…

この世のことについて。

底辺ってなんだろうか。我々はいつも底辺を見てる、笑ってる。なんのために、自分の保身のため、自分を誰かより高く見せたいため。そんなことを思いながら有楽町駅の吉野家で豚丼を搔っ食らう。連休前の日曜日の有楽町駅の吉野家は悲惨だ。これまで見た中で…

早朝と夜中の間

まだ起きている、好きで起きている訳ではない。 任されたタスクが積み重なり、終電で帰ってきたのにもかかわらず、未だにパソコンを開き、資料を作っている。 資料作りといえば聞こえは良いもののペーペーの自分にとっては社内資料1つ作るのでもひと苦労。良…

fresinoとgambino

最近ライブを見てかなり気にかかっているkid fresinoウェブに載ってるインタビューなんかを食い入るように見ているんだけど、その中で最近頻繁に考えていることに合致したような内容を見つけたので —NYに来た理由はなんですか? 佐々木:半使命的な感じです(…

2017年ベストアルバム

今年のベストアルバム jjj「ヒカリ」 M1のBABEもそうだけど、トラックの多様性が凄すぎる。 昨年出したC.O.S.Aとフレシノのアルバムのトラックも食らったけど、本当に1人で作ってのんかなって疑っちゃうほどの汎用性の高さ。 日本国内でトラックメーカー多い…

最近の生活と未来の自分に力を借りた男の話

最近自堕落な生活を送っている気がする。 月曜日から相席屋で出会った女の子たちと朝までカラオケをしたからだろうか。 仕事において良い企画が出せないからだろうか(良い企画とはなんなのだろうか) それとも、給料日まであと15日もあるというのにもう貯金が…

fantasmaに見る自分の生き方と小山田圭吾とpunpee

過去は振り返らない、ラッパーがよく言いそうな言葉だが、自分は割りとナチュラルボーンにそういう生き方をしている気がする。 小中高とつまらない日々を過ごしていたからなのかなんなのかは分からないが、社会人になってからもこの癖は抜けていない。 音楽…

Hip-HopのようでHip-Hopでない何か〜Mister Mellow〜

Washed Outが2013年Paracosm以来のフルアルバムをリリースした。 Washed Outといえば2011年に1st Within and Withoutをリリースし、チルウェイブの代表格として世に知れ渡ったアーティストである。 そして2枚目、Paracosmでは多幸感溢れる楽曲たちを収録し、…

グランジシーンに思いを寄せて。

90年代前半ニルヴァーナ、パールジャムらを筆頭に一種のムーヴメントが起きた、それがグランジ。 前述の2バンドのほかにも、スマッシングパンプキンズやピクシーズ、ダイナソーJrなどグランジのアイコン的バンドは後を絶たなかった。 グランジの音楽的な特徴…

あ、こういう感じなんですね、はじめて音源を手に入れる。

そんなに興味ないのになんか買ってしまったものってあるじゃないですか。 最近の筆頭が電気グルーヴの「TROPICAL LOVE」 欲しくない訳ではなかった、でも景気の悪いこの時代に1枚3,000円する音が出る円盤を衝動買いしてしまうとは、そこまで欲しかったのか…

ジャンルも全ても飛び越えるバンド...のようなもの

情報化社会はあらゆる効能を生み出している。 例えば一節によるとインターネットが普及する前と現在で人々が目にする情報量は410倍にもなっているとされ、そうすると人間は情報の荒波に飲まれ頭は洪水状態、もう情報はいらないよとなっているらしい。 そこで…

デトックス効果のあるアルバムを聞いたことはあるか〜EVISBEATS ひとつになるとき〜

おだやかな曲をやけに聞きたくなる。 なんだろうか、これは大人になったってことなのかな、あんなに聞く気にならなかったOasisの3rdが何故か無性に聞きたくなる、あんなに1stと2ndだけでいいやって思ってたのに… なぜなんだろう、あの時のギャラガー兄弟もこ…

やりたいことやって生きてこーよ、Slackのかかげる世界観〜My space〜

人は何かを枷を課されながら生きている。最初のうちは楽しいことであってもそれが枷になってしまうかもしれない。 仕事、恋人、友人...そんなことが人間の常だとつねに考えている。 全てがめんどくさくなることもあるだろうし、全てが楽しいなと思える時がじ…

日本におけるリアルヒップホップ〜BAD HOP BAD HOP DAY 1

ジャパニーズヒップホップはリアルを歌っているのか… これは、日本のヒップホップを語る上で避けては通れない問題である。 MSCのリーダーであるMC漢は、実際に出来ないことは歌わないそれがリアルなラップだと以前語っていた。 また、SLACKやPUNPEEといった…

slackの曲は何か大切なものを大切な時間を思い出させてくれる、たまに戻りたくなって仕方なくなる。〜Feelin 29 feat kojoe slack〜

夏も終わり、そろそろ長袖を着なきゃいけないかな、なんて思っていると会社に行くのもかったるくなって、今日は自分一人が休んだところで致命的な何かに繋がる訳でもないし、最近休みなかったし、レコードでもディぐりに渋谷、もしくは下北あたりに行っちゃ…

yuckのマックスブルーム新譜を語る。

ヤックはロンドンを拠点に活動する結成7年目の若いバンドである。2011年にリリースしたセルフタイトルのデビューアルバムは批評家たちの大きな賞賛を得た。その音像はダイナソーJrや90年代のウィーザ―のようなリフ、フック、ボーカルであった。 デビューアル…

honne【WARM ON A COLD NIGHT】

honneのデビューアルバム【WARM ON A COLD NIGHT】のレビューが海外サイトにあがっていたので翻訳してみる。 ロンドンを拠点にして活躍するエレクトロデュオhonneのデビュー・アルバムがリリースされた。タイトルは【WARM ON A COLD NIGHT】 このタイトルは…

レペゼンを強くそして上手く主張する〜ozrosaurus ROLLIN'045〜

昨年のNWAを題材にした映画「straight out compton」これを見て私のヒップホップに対する価値観が変わった。 今まではB-Boyが好き好んで聞いている怖い曲、ギャングスタラップが幅をきかしyo yo言うだけの音楽だと思っていた、しかし、スクリーンに映る彼ら…

アンニュイな音楽、今Sound cloudでメイン張ってるアンビエントな曲達

サブスクリプションの音楽サービスが徐々に人々の生活に浸透している昨今。 近々Spotifyも日本で利用できるようになるみたいな噂もあったけど、めっきり聞かなくなってしまた。どうなったんだろう。 www.itmedia.co.jp 音楽が水のように享受できるこの時代、…

エレクトロの鬼才ダン・ディーコンが魅せた、Gliss Riffer

ボルチモアを中心に活動しているエレクトロアーティト、ダン・ディーコンを知っているか。 長野で開催された、TAICOCLUBのも出演していた。 ちなみにTAICOCLUBは2018年で最後を迎えるらしい。 www.musicman-net.com そんなことはさておき、ダン・ディーコン…

オワリカラ【ついに秘密はあばかれた】迎合しすぎて見失ってしまったアルバムあるいは恐れ。

インディで活動したほうが良いのか、メジャーに活躍の場を移した方が良いのか、音楽を奏でCDを出す者にとっては永遠に解決することのできない悩みといえる。 CDが売れない売れないと言われている昨今において、メジャーに所属する意味はなんなのだろうか。 …

今こそ聞くべきだ、digitalismを

デジタリズムが5年ぶりに新譜を出した「Mirage」というアルバムである。 ジェイムズ・ブレイク、レディオヘッドと相次ぐビッグアーティストの新作リリースのタイミングでなぜデジタリズムなのか。 理由は簡単、デジタリズムが好きだからである。 このドイツ…

Thom YorkeとMark Prichardの共作、"Beautiful People"を聞け

Thom YorkがMark Prichardの4枚目のアルバム【Under the sun】にてトラックを作成した明かした、その名も"Beautiful People" 彼らの共作はこれが初めてである、しかし、PrichardはRadioheadの"Bloom"をリミックスしたことがある。 「Beautiful Peopleは個人…

今日は何の日、MadlibとMF DOOMがMadvillainyを出した日

2004年の3月23日、ラッパーのMF DOOMとプロデューサーのMadlibによるヒップホップデュオ、Madvillainがデビューコラボレーションアルバム【Madvillainy】をリリースした。 このデュオは当時のヒップホップシーンでは類を見ない革新的なデュオだった。Madvill…